生け込み

今、生け込みの仕事をさせていただいていますが、
思い起こせば初めての生け込みはもう随分前、赤坂の喫茶店でした。

当時、京都から上京し最初は花屋さんで住み込みで働いていました。が、、
その後、喫茶店で働きながら、お花のレッスンに通うことになりました。

ちょっと頑固なマスターと元気で明るいママのご夫婦で経営されているお店で
場所柄、お店の前をモデルさんや芸能人が普通に歩いていて、
上京したばかりの私には刺激があり東京にいるんだな!と感じる場所でした!

ある日レッスンで持ち帰るお花を見て、何とマスターとママが
「そのお花買うから、お店に生けてよ!」と言って下さったのです。。

とても、とても有難いお話でした!!

お客さんも「今日のお花は可愛いね!」とか「これいいね!」とか
声をかけていただいて、自分が生けた花を見て喜んでいただけることが
すごく嬉しかったのを覚えています。

あれから随分と時が流れました。。

時々思い出してはいても、なかなか訪ねることができずにいて
お元気かなとお店の名前を検索すると、2年前に店を閉められたという事でした。

ホットサンドやナポリタンが人気のお店でした!

時間が流れても、あの時のお客さんの顔や、お店の活気、街の姿
生けた花、鮮明に思い出すことが出来ます!

私にとって大切な場所でした!







ひと・はな

人と花(植物)はその昔はもっと身近な存在でした・・。 食になり衣になり薬になりました。 そして四季を感じ心を豊かにしてくれました。そんな人と花がまたより近い存在になってほしいという想い 一花(ひとはな)をいけ感じる場になればと花の教室の名前を「ひと・はな」としました。

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